基金を設立しておくことがトラブル回避
2021年06月19日
葬送には葬儀費用とは別にお金がかかるようです。葬送の一つには、寺院継承もあります。それを行う喪主家族にとって考えておくべきは、お彼岸、お盆といった供養です。さらに突っ込んでいえば、七回忌から五十回忌という七回にも及ぶ大きな追善供養の法要を執り行うことになります。
そうした後々の葬送まで、計画にあるでしょうか。しかも、その他にもお寺には寄附もしなければなりません。もちろん、お寺からすると気持ちの問題だと言われてしまい、しっかりした金額を公表してはくれません。相場があってないのが寄附です。
また、遠方に住む親族の場合は、親の法事を営むたびに交通費・宿泊費などがかかるでしょう。また、女性の場合には嫁ぐことにより、嫁ぎ先の供養を優先せざるを得なくなります。これは致し方無いことではあるでしょう。
そのため、法事に出席しにくくなることもあります。そんなとき、相続の折に、七回分の法要費用をはじめ、親族へのお祝い金などを、祖父母、父母基金として寺院継承者名義で貯金するのが望ましいといいます。また、法要のときには法要にかかるお布施も準備が必要になるでしょう。
お坊さんに直接不躾な質問であることを先に謝り、相場を聞いておきましょう。